初めての映画制作、プレミアム試写会を終えて

「はひふのか」と言う4人でやっている演劇ユニット。
役者3人(僕も入れてもらって)、そして脚本家が一人。
かれこれ6年くらい。一年に数回の公演を行なってきた。
全て「Moonlight Club」と言う作品だ。

この夏、コロナの騒ぎで、公演を中止しなければならなくなって、ミーティングを重ねて、「映画を作ってみよう!」となった。
簡単でないことは重々承知。けれど、メンバーの福山くんの熱意を信じて、踏み込むことになった。

元々、リーダーのいないユニットだ。言い出した人がリーダーになる仕組み。
今回は福山くんに全面的についていく形で映画作りが始まった。

幸せなことに、頼れる仲間も、周囲に多く、どんどん撮影は進み、編集の段階へ。全ては福山監督に委ねられた。
僕はと言えば、役者と音楽を担当させてもらい、30代に思っていた「映画に出たい、映画音楽をやってみたい」と言う希望を一気に叶えてもらうことに。

試写会までの数ヶ月、福山監督が費やしてくれた時間を思うと頭が下がる。
そして、僕も自分のできることを精一杯やらせてもらえたと思っている。
先週の1週間、試写会が行われた。8回のうち、5回がソールドアウト。なんてありがたいことなのだろう。

試写会はとても勉強になった。本当にしっかりした役者さんに助けられて僕のお芝居も自然に見えるものに。音楽も仕事をしてくれていて一安心。どこでお客さんは笑うのか、どれくらいの音量が気持ちいいのか、その他にもいろいろ収穫があった。

ここから最後の調整をして完成となる。
監督の中にはイメージがかなりあるようで、またグッとよくなるのではないかな。

映画?そんないいもんじゃないだろう?って思って人も多かったかもしれない。でも、ちゃんと映画になったなと思う。
「Moonlight Club The Movie」完成の暁には多くの人に見てほしい作品になった。

試写会は、試写後にめっちゃトークの時間があって、普段通り喋り過ぎて「仲悪いのでは?」と思われるほど毒の吐きあいになったり(笑)。ちょっとお得なイベントでした!きてくださった皆さんありがとうございました!!


左から桂正樹子(か)、福山俊朗(ふ)、原田博行(は)、日詰千栄(ひ)。この4人で「はひふのか」である。