アルバム完成と発売の狭間でライブ!(1)石巻

5月の終わりから、本当にワクワクしながら進めたレコーディングが6月の終わりにほぼ終了。もう、これ以上はできない!と思うくらい妥協なく、一曲ずつ丁寧に完成させたアルバムが、7月の頭にプレス屋へと入稿された。
どの曲にも物語があり、参加してくれたミュージシャンの愛があり、現場のミラクルがあった。長く長く大切にできるアルバムが完成した予感。

そして、ジャケットも最高の布陣で完成した。ハラダイスが始まった時から、デザインを担当してくれていた中島さんにイラストをお願いして、ディレクションはここ数年のハラダイスのビジュアルのすべてを担当しているホーリー。すごく満足のいくものが完成したのだ。

7月の25日からの3日間、そのアルバムを引っさげてのCD発売ライブがある。そこへ向けて、次はライブアレンジへと曲たちを成長させる訳だが、その狭間で、6月の終わりから4本のライブが集中してあった。少し、ライブレポートも兼ねて、振り返って見ようと思う。

1本目は石巻!

1学期の高校の授業が最終日だった6月27日、2時間目を終えて関西空港へ。
全然気づいていなかったけど、G20で大阪の高速は完全に麻痺。急遽はるかで向かうことに。警察の大群を横目に、トムクルーズ気分で(別に悪いことはしてないけど)飛行機に飛び乗った。仙台空港でレンタカーを借りて、石巻へ。
会場のIRORI石巻に6時半に到着して、7時半からライブだった。

石巻手作りCMプロジェクト」という復興支援活動で作った24曲を「ただいま!」という気分で全曲歌う。サウンドロゴを送った店主たちと幸せなライブ。初めてCMを聴くお客さんも、あの震災後の数年間の石巻の物語を一緒に感じる不思議な時間に。そして、そのまま、2部は今の自分の曲を歌わせてもらう。
今回のアルバムタイトル「強く咲く花」を本編の最後に。ものすごい手応えだった。きっと大切な曲になっていく、いや、もうなっている。
石巻は僕にとって、本当に大切な場所だ。その場所に今の自分の気持ちを届けに行けた幸せを思う。
木曜日の夜、忙しい中集まって下さった皆さんに感謝。石巻2.0のメンバーに感謝。横浜のシエスタと一緒にも、また行きたい!と思った。